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あけおめ。レビューは引き続き書き足していくつもりだ。面白いから!





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ジャンル不問「今年聞いたアルバムTOP15(衝撃編)」

評価基準、ていうか前提条件は、以下の通り。

◯今まで聞けなかったジャンルや要素に対する理解を与えてくれ、視野を広げてくれた。

◯オリジナリティが突出している。

◯ひとつの完成形と呼べるほど練り尽くされたクオリティである。

◯サウンドスケープを感じさせる。



注)単におれが今年聞いただけであって、リリースが今年なわけじゃないよ。


1. jan jelinek「Loop-Finding-Jazz-Records」

MINIMAL、HOUSE、ELECTRONOCA、DUB、AMBIENT、JAZZ、

2001年、リッチーホーティンがクリック・ミニマルの完成形とも呼べる「DE9:Closer To Edit」を発売したその年に、ドイツのヤン・イェリネックは「進化形」を提示していたように思う。クリックノイズを用いてボーズオブカナダやフェネスのようなアブストラクト空間を演出するだけでなく、二種類の波長の違うノイズを重ねてモアレ効果を狙った曲もあり、インスタレーションとしての音像が強い。本来無機質であるクリック・ミニマルの性格を、叙情的にする一つの方法論を示したように思う。なぜかジャジーなのは、90年代ジャズのサンプリング・ソースをスコット・ヘレンばりにチョップしたため。
シーンに残した影響は奇しくも同年に発表された名盤Fennesz「Endless Summer」並ではあるのだが、レーベルの力の差であろうか、評判が広まるのは遅かったように思う。



2. Robert Hood「Fabric39」

DETROIT TECHNO、HARD HOUSE、HARD MINIMAL

UKの人気MIXシリーズfabricの39番目。担当はデトロイトテクノ第二世代URの元メンバー、Robert Hoodだ。今まで聞いた数えきれない程のDJ MIXの中で、ほぼ唯一おれの音楽観に沿うことができたMIXだと言える。というのも、おれにとって踊るためのCLUB MUSICはアッパーすぎ、かといって今流行の現代的ミニマルでは硬質すぎて味気ない。そういうワガママなおれにピッタリきたのが、「硬派でクールな雰囲気を保ちつつ、少し懐かしい手法のハードハウス!」でした。フォロワーであるSurgeonのゴリンゴリンな感じよりも滑らかな印象を受けるMIX。



3. Flanger「nuclear jazz」

JAZZ、ACID TECHNO、

発売元レーベルであるnonplaceを主催する、フューチャリングの王様Burnt Friedmanと、世界一名義の多い男Atom Heartのハイテクジャズユニット、Flanger(エフェクターの種類とは関係ない)(なぜか本籍はninja tune)の、総集編アルバム。「原子力ジャズ」というネーミングがまたセンス爆発で最高。
一言で言えば、こんなジャズありかよ。アシッドテクノをベースにして、フリードマンの変則ドラミングとアトムのグイングインベースライン(ホントにやってんの?w)が、絶妙に絡み合う至福の空間。カッコイイの一言に尽きる!!!Radianやらjan jelinek、buggeさんが電子音響でもってポストジャズをやっているのに対して、こっちはテクニックやフレーズ、構成で勝負してて、いわば正統派なポストジャズな気がする。





4. Cobblestone jazz「23second」

MINIMAL、HOUSE

Mathew Johnson率いる三人の新感覚ミニマルジャムバンド。ってかテクノで三人組って時点で珍しい。(4人組のクラフトワークぐらいしか思いつかん)
おれが札幌のアブストラクトォォなバンドqodibopに触発されてミニマルを聴こうとした際に、本気でミニマルってイイじゃんと思えた初めてのアルバム。キャッチーなのでミニマル入門に最適でした。
三重奏だからこそできる、変化に富むグルーブとフレーズが聴いてて飽きが来ない。
ジャズが持つ即興性とソウルフルネスを、こんなに巧みにミニマルへと落とし込めたのは快挙だ!



5. Alva Noto + Ryuichi Sakamoto「Insen」

EXPERIMENTAL、IMPROVISATION、

Alva Notoことカールステン・ニコライと坂本龍一という、音楽の最先端を築く大御所たちの奇跡の共演パート2。前作「Vrioon」から2年を経て、一層深みを増したのが今作「Insen」だ。(パート3は聴いてまへん。)
Notoの電子音の中で教授が即興でピアノを弾く。一音一音が必然性を帯びてゆき、イメージの中で立体的空間が創造される。こんなに素晴らしく、美しい体験は他に無い。
ニコライは近年、映像や建築などのビジュアル作品も創作しており、全方位的なアーティストとしての才能を発揮している。一方の坂本は、「細野さんは音楽の空間性を嫌っているが、私は三元的な音楽の可能性を追求したい」と述べている。両者の空間性に対する意識が結実して、この傑作が生み出された。



6. e.s.t.「Live at Humburg」

JAZZ、ROCK、LIVE

キース・ジャレットもパット・メセニーも絶賛!!の、スウェーデンが生んだ世界一熱いジャズトリオ、e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)のライブ音源。てかもうこれはジャズじゃねえ、ロックだ!!ってぐらい熱い。
ドラムが作る変拍子だらけの複雑なリズムの上で、ディストーションやらフランジャーかけまくりのベースがドラマティックな展開を作り、その中でピアノは叙情的なメロディを泣き叫ぶように奏でる!!!
こんなに工夫があって新しくて、なのにポップで切なくてノリノリなジャズは聴いた事なかった!!最高すぎる!!
咳や拍手が聞こえて来たりして、ライブ盤だからこその臨場感と緊張感はヤバイっす。
ちなみにエスビョルンさんは、今年の夏にダイビング中にお亡くなりになりました。J Dillaばりに音楽界に衝撃が走ったらしい・・・。



7. Telefon Tel Aviv「Map of What Is Effortless」

IDM、R&B

エイフェックス・ツイン譲りのグリッチリズムに、エモっぽい哀愁漂う泣きメロを乗せたら、Telefon Tel Avivの出来上がり。とはあまりにも雑な説明だが、まあそんな感じ。
オレゴン出身のエレクトロニカ・ユニット。一作目「Fahrenheit Fair Enough」で注目を集め、NINのRemixがさらに話題を呼び、今作「Map of What Is Effortless」で大々的にボーカルをフィーチャーしたものを作った。
曲調としてはR&B調のミドルテンポが多く、高いメロディセンスを発揮している。何よりストリングスとかの生音をふんだんに盛り込んだシーケンスをモジュレートして生み出すIDM特有の音像が、もう業界NO.1か2ぐらいキレイだしウマイ。
耽美なのに破壊的な世界観が(WEGほどいきすぎてはないけど)完全におれにマッチしてて、大好きッス。



8. nhhmbase「波紋クロス」

ROCK、ALTERNATIVE、POP

日本の誇る変拍子オルタナティブバンド、ネハンベース。あまりにオルタナすぎて、ポストポストロックを感じました。発想力は54-71以上だ。(ちなみに今作のプロデューサーは54のリーダー。)
多くのポストロッカーたちは変拍子やら過剰なエフェクター使いに走る傾向にあるけれど、彼らの変拍子はメロディがそれを求める必然性がある。無駄な音色は使わずにシンプルに攻める。彼らにしかできない芸当だからこそ、世界が注目した。(学研のCMにマモルのギタープレイが採用されたりした・・・)
来札した際に、ライブを拝みに行ったが、ハンパじゃないチームワークとパフォーマンスに度肝を抜かれた。何よりライブを楽しんでいるのが直に伝わって来て、これぞライブというものだと感じた。
そんなイイバンドだったのに、残念ながら、今年で解散してしまった。来期からはマモルのソロユニットとしての活動となり、nenemのベース、d.v.dのドラムなどを迎えて実力派ぞろいの強豪バンドとなる予定である。



9. AOKI takamasa + Tujiko noriko「28」

ELECTRONICA、
アオキさんとツジコさんのコラボです。アオキさんの、音楽的バックグラウンドやキャリアがないのに、コンピュータのみでここまでユニークな音像が作れてしまうその先天的センスにとても感心した。そしてそのユニークで筋の通った音像に、ツジコさんの声が絶妙にマッチしてて、単純に曲として、フィジカルにイイと感じた。解釈じゃなく、もうイイもんはイイんだとしか言いようが無い曲ばかりの、とても完成度の高いアルバムです。
一曲ごとに表情が違う、でも全体を通して水彩画のような透き通ったイメージは一貫していて、心がキレーーになります。



10. So「so」

NOISE、EXPERIMENTAL、AMBIENT、

スリルジョッキーの重鎮、音楽評論家でもあるマーカス・ポップのソロユニット、Ovalと、ベルリン在住日本人女性である豊田恵里子とのデュオが、Soです。だそーです。
OvalってのはマジックでラクガキしたCDをサンプリングして、自作のソフトウェアで体感的にエディットしていく、というすごい前衛的なアーティストlなんですが、今回女性の声をフィーチャーすることによって、一気に叙情性が増しましたw
音の美しさだけで言えば、おれがFenneszのEndless Summerで味わった並みのレベルですわ。



11. Burnt Friedman「First Night Forever」

FUNK、JAZZ、ORGANIC

12. HASYMO「The City of Light」

ELECTRONICA、ORGANIC


13. SND「4,5,6」

EXPELIMENTAL、ELECTRONICA



14.MADVILLAIN「Four Tet Remixes」

HIP HOP、ELECTRONICA、JAZZ、



15. Manuel Göttsching「E2-E4」

TECHNO


単純にたくさん聴いたアルバムは、54-71「I'm not fine, thank you, and you?」、kamomekamome「ルガーシーガル」なんかもあったけど、前提条件をクリアしてまへんでした。

今年はWhy?やクラウドデッドみたいなNERD HIPHOPを聴けるようになりたい!
http://www.myspace.com/nenemmusic

nenem、新譜でるぽいね。
試聴したかぎりではイマイチだね。どうした。







これを聞いた瞬間にKILLER BONGのmoscow dubのラスト曲のサンプリングネタだってことに気づいたオレはすごい。すごいんだ。K-Bombへの愛が。

その人はこんなひと。
olive oil Exclusive 1:olive oil × K-Bomb


イサイさんブログより転載。

そんな中、ゆらゆら帝国『sweet spot』を聴く。本物だけが持つ「魔力」に引き込まれる。「魔力」とそれを100%機能させる「音像」のバランスが完璧な人達(ルックスもね)。80年代や90年代は「魔力」さえあればバンドはなんとかなった気がするけど、21世紀の今は本当に「音像」とのバランスが重要なんだなーと改めて感じさせてくれましたわな。身近だとqodibopなんてその辺がやっぱ突出してるもんね。まーボヤキになるからここから先はあんま書きたくないけど、演奏力や音源といった「音像」がスンゴいキレイに整ってるバンドは増えたけど、個人的にはその「魔力」に魅了されるバンドは本当に一握り。これって時代とか老若は関係ないと思うけどね。スゴいものはいつの時代でも放っておいても光ってるし、誰かが必ず騒ぎ出す。今は「間違ってる」バンドは本当に少なくなった気がするけど、その人の人生までダメにしてしまうような魔力を持ったバンドは少ない気がする...いや、若い人にとってはきちんとそういう存在はいるのかなーだとしたら余計なお世話よね。





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